『サイレント・アース』を読みました。
「僕たちのお皿にアリが入ってるー」
ねこがいいに来るので、仕方なくアリなんとか、という防アリ薬を置く。
またあるときは、ねこたちが後足で、さかんに首のあたりを掻いて「痒いよー」といっていたら、ノミ対策の薬をつける。
だが、まず、前者、アリなんとかは、まず、フェロモンでアリをおびき寄せ、研究され尽くした好物の餌を食べたら、そのアリは巣に帰って死ぬ。死んだアリを食べた他のアリも死に、蟻の巣ごと根絶やしにする。
つぎに、フロントなんとか、という対ノミ剤は、猫の頸に一滴垂らすと、皮膚から吸収される神経毒で、その猫を殺虫マシンと変え、血を吸ったノミは即座に死ぬ。ペットをシャンプーすれば、9割以上の、吸収されなかった薬剤は下水を通って環境中に拡散し、無数の昆虫に害を及ぼす。
これらの他にも、私たちは無意識で、いろいろな殺虫剤を使っている。蚊取りせんこう、虫除けスプレー、なんとかジェットなどなど。その他にも防カビ剤や除草剤も間接的に昆虫を殺す。
私たちはもはやこのような化学薬品を使わずには快適に暮らせない。しかし、意識して使用を減らすべきだ。
というようなことを勉強した夏休みでありました。
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